有給休暇 − 主張と譲歩のバランス

To English text: https://lifein2languages.wordpress.com/annual-leave-art-of-harmony/

エクスペディアが発表した有給休暇取得率、日本50%ということで各国に比べて非常に低いということがネットニュースなどでピックアップされています。レポートページ(https://welove.expedia.co.jp/infographics/holiday-deprivation2018/)にもあるとおり、原因は日本人が謙虚すぎるとのこと。

イギリスでは有給休暇はフルタイム勤務の場合勤続年数にかかわらず28日ですが、これには7日のバンクホリデー(祝日)も含まれています。取得率は97.4%ということで、当たり前のように100%取得のドイツやフランスなど他の欧州先進国(敢えて欧州先進国と呼びます)とは異なり厳しい労働法で保護されているわけでもない割に労働者の権利がよく主張されている結果と言えるのではないでしょうか。

日本では10日から20日まで勤続年数により法定有給休暇の日数が異りますが、これ以外に祝日が年間17日あるので、勤続が6.5年以上なら合計37日!年間の有給休暇20日の50%は10日、これに祝日17日を足すと27日、これは28日の97.4%。つまりイギリスと日本の一般的な労働者は同程度の休みを取っていると見ることができるのです。他にもイギリスと日本には40代の男性の自殺率の高さで共通しているんじゃなかったっけ?まあ、日本は忖度無しで休むことができる祝日が必要になるため、それが理由かどうかは不明ですが、諸外国でも群を抜いて祝日数が多いです。東京で各国の同僚や顧客と仕事をしていたときでも祝日のお知らせを他国にする際、「またなの?!」と言われていたのを思い出しました。

本気で有給取得率を上げるなら労働法改正で法定取得率、未取得日数は雇用主が買い取ること、及び規定に達さない場合の罰則を制定すればいいだけのことだと皆わかっているのにそうしないで祝日を増やすのが、空気を読んで他人に迷惑をかけることを嫌う日本人のやり方なのでしょうね。個人的にはそういう曖昧な気遣いや独自な主張と譲歩のバランス感覚は嫌いじゃないです。ただ、入国管理法の改定云々もあるので忖度を一方的に期待し続けることは難しそう。ホワイト企業ではもう既に有給もその他の労働者の権利も守られていると思うし、実際個人的にはいつも問題なくお休みを頂いていました。問題はブラック企業、それも大企業レベルにも未だにあるのに驚かされます。危機管理どうなってんでしょうか。

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